ご挨拶
現在、様々な機器に通信機能が付加されております。家庭では、ドアインターフォンをはじめ、テレビやエアコンのリモコン。自動車では、リモコンキー、ナビゲーション、ETCなど沢山の通信機能があふれております。2015年ほどから、IoT(Internet of Thing：もののインターネット)と言われております。しかし、それ以前から、通信機能がついているのが当たり前でした。それが、ネットワークに接続され、便利な世の中に変わりつつあります。最近ではデジタル化、DX(Digital Transformation：デジタルトランスフォーメーション)という言葉も産まれ、これまでの社会の仕組をデジタル化して更に便利な世の中に変革していこうとする動きを見せております。
弊社では、変革していく世界の中で、情報通信技術を最適活用して「世の中をもっと便利にすること」をミッションとしております。様々な通信機能は、運用するシステムにおいて最大限に使われてはじめて有効なものとして存在します。決して新しい技術が世の中を良くするわけではなく、レガシー技術でも適切な活用方法で目的を達成します。
そのためには、皆さんが「イメージできて」、「実感を持てる」ことを心がけています。
新技術だけではなく、システムに応じた通信技術を最適化することで、費用対効果は最大になると信じています。最も大切なことは、世界や仕組の変革が目的で無く、公共の利益を確保することです。弊社は、その点を重要視しており、最終的には皆さま個人個人へ便利で安心に暮らせることにつながる活動をして参ります。
活動拠点
東京都三鷹市を拠点として全国に向けて情報やサービスを展開しております。
最寄り駅はJR東日本の中央線三鷹駅になります。地域の活性化にも力を入れています
田口恵一
大学工学部卒業後、情報通信のパイオニアである日本無線株式会社に入社。開発業務では、10機種を超える最新鋭通信装置開発プロジェクトに参画。その中には日本初、世界初の装置も含まれる。また、管理職としても開発チームとりまとめを歴任しステークホルダーからの信頼を得る。在籍中には、顧客ソリューション対応の結果、社内トップクラス25件の特許申請登録でアイデア創出。更に装置開発の売上100億円以上の実績もある。
約30年勤めた日本無線を退職し、2021年、無線・通信・製品開発経験を応用して、社会課題の解決・もっと便利な世界の発展を目指し、無線技術コンサルエンジニアとして独立開業。
その後、「製造業の家庭教師」と称し、企業のワイヤレス技術についてのリテラシー向上をサポートを開始。プライム市場の国内メーカー・他に対して技術支援・コンサルを実施。顧客のお悩み解決策がアイデア源泉となり、これまでのノウハウとスキルを最大活用し、商品開発・事業開発・販促の支援、不具合解消のソリューションを提供し続けている。
これまでの会社員時代と開業後の活動から『（無線機開発）×（プロジェクトとりまとめ）×（技術知見とアイデア）』の掛合わせは『100万人に1人のエンジニア』と呼ばれている。
会社員時代に設計計算、シミュレーションを頼りに開発を進めた後、フィールド試験を実施。しかし、通達性能は期待通りにはならなかった。当然、顧客からのクレームが発生しその対応に追われた。ここで、シミュレーションに頼る設計に限界があることが解り、現場で性能パラメータのチューニングにトライアンドエラーを繰返すことで、何とか運用に耐えることに成功。ようやく、顧客の満足を得られた。このことから、フィールド試験や事前実験の重要さを痛感した。その後、設計に際し、縮小モデルでの実証確認を心がけている。その結果、現場経験を多く積むことで様々なノウハウを得られることができ、トラブル回避のアイデアを蓄積できた。
現場での実務経験は、基本を応用した解決策を生み出す宝庫である。これにより、机上でなく現場を模擬することで、はじめて技術を運用するための最適化となる。
これまでの経験から、「技術だけではない、運用を考えた設計」の考えで業務を遂行中。